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今年のお正月、1月2日の昼前に、僕の(母方の)おばあちゃんが
93歳で大往生を遂げた。
去年から何度もアブない時期があったが、
家族の献身的な介護や、各方面でお力を注いでくれた方々、そして、
おばあちゃんの持ち前の生命力のお陰で
何度も奇跡が起こり、なんとか年を越す事ができた。
しかし、ついにお別れの日が来てしまった・・・。

連絡を受け、僕が駆けつけた時には、臨終してまだ15分くらいしか経っていなかったので、
まだ生きてて寝てるんじゃないかと思ったくらい、
『ばあちゃん おはよう 正則だよ』って普通に元気に声をかけたが
もちろん反応はない。
でも顔を触ったらまだ暖かいし・・・。

その後もしばらく手を握っていたのだが、
きっと、本当に死んだんだって事が分かったのであろう。
突然、涙がドッと溢れてきた。

大正3年生まれのボクのおばあちゃん。
関東大震災や第2次世界大戦など、
激動の時代を生き抜いてきた。
印象深いエピソードとしては、
出産直後に空襲が起こり、
看護婦さんが病室から逃げていってしまい、
ばあちゃんは自力で赤ちゃんを抱いて
病院から避難したという。
しかも何とか行き着いた所が墓場だったそうな。

凄すぎです。

さすがは様々な事を経験してきただけあって、
何を話してもビックリしない。
タフで働き者。

子供の頃、毎年夏休みになると、宿題を持って1週間位ばあちゃん
宅に泊まりがけで遊びにいっていた。
いわゆる田舎に帰るってやつだ。
ボクにとってそれが夏休みの一番の楽しみだった。
小学5年だったかなぁ、初めて一人で新幹線に乗って大阪から東京まで乗って
ばあちゃん宅に行った時は、ちょっとした冒険でドキドキして楽しかった。

とにかくいろんな話をしてくれた。
戦争の話とかもよく聞いたっけ。
お小遣いもたくさん貰ったなぁ。

また、僕が二十歳くらいの頃、諸事情で
おばあちゃん宅に1年弱くらい住まわせてもらった事があった。
当時、『これからデートだから、シャワー浴びてから行かなくちゃ』って言ったら、
『何を言ってるんだい、べつに抱擁しあう訳でもあるまいし』
って言われたのをよ〜く覚えている(笑)。

そんな優しくて気丈な僕のばあちゃん。
2年前に足を骨折してしまい、寝たきりになってしまった。
最後は、ろうそくの炎が徐々に小さくなっていく様だったなぁ・・・
でも、病院ではなく家で逝けたし、
皆に囲まれて・・・、幸せな最後だったと思う。
俺も死ぬ時は、ばあちゃんみたいに逝ければいいなぁと思ったくらいだ。

おばあちゃん きっとあの世でも元気に動き回っているに違いない・・・。


2008年2月3日 矢吹 正則▽△▲


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